国際博物館の日
ICOM(国際博物館会議)では、5月18日を「国際博物館の日」とし、博物館が社会に果たす役割について広く市民にアピールしています。当協会では、賛助会員の方々から寄付を募り、より多くの皆さまに博物館に親しんでもらうための活動に取り組んでいます。
なぜ5月18日なのか?
1977年にモスクワで開催されたICOMの第11回大会で、「国際博物館の日」を設ける決議が採択されました。
第11回大会は5月18日から29日まで開催されたことから、5月18日を「国際博物館の日」としたようです。
2025年
本年のテーマは”The Future of Museums in Rapidly Changing Communities”「急激に変化するコミュニティにおける博物館の未来」です。
世界規模で絶え間ない変革が進む時代において、博物館は様々な社会的ニーズに応えていくことが期待されています。そのために博物館は、どうすればコミュニティと手をたずさえて多様な文化的アイデンティティを守り、それを共通のものとし、より深く探求することができるでしょうか。
2025年「国際博物館の日」は、こうした博物館の未来につながる課題についてみなさまと考える機会にしたいと思います。
記念事業
毎年あらゆる国や地域で取り組まれている「国際博物館の日」。昨年も約158ヵ国、37,000もの博物館で記念事業が実施されました。
日本博物館協会では本年も記念事業を実施いただける館園さまを募集いたします。以下の「2025IMDkaitou」にて実施いただける記念事業についてお知らせください。後日「国際博物館の日」のポスターをお送りするとともに、記念事業一覧(当ページに掲載)に掲載させていただきます。
オリジナルバナーを作成できます
本年は、キービジュアルをアレンジした各館オリジナルのバナーを作成できるよう、ICOMより様々なツールが提供されています。
貴館で実施される記念事業の告知ツールとして是非ご利用ください。
また、2025年「国際博物館の日」のために企画されたイベント等であれば「Interactive Map」で広く告知することもできます。
詳細はこちらをご覧ください。
2025年「国際博物館の日」記念シンポジウム
「ICOMドバイ大会に向けて」
日時|2025年5月18日(日) 14:00〜16:30
会場|東京国立博物館 平成館大講堂
定員|300名(先着順)
参加費|無料
申込み締切り|2025年5月11日(日)
※ お申込みいただいた方宛に、5月15日(木)までに参加証をメールにてお送りします。
メールが届かない方はお問い合わせ(https://icomjapan.org/contact/)より、事務局までお問い合わせください。
※ 後日オンラインでのアーカイブ配信も予定しております。
主 催|公益財団法人日本博物館協会、ICOM日本委員会
共 催|東京国立博物館
協 賛|アイティーエル株式会社、株式会社NTT ArtTechnology、株式会社エルコム、タキヤ株式会社、株式会社丹青社、 株式会社東京光音、 株式会社トータルメディア開発研究所、中村展設株式会社、 株式会社乃村工藝社
スケジュール(仮)
14:00 開会あいさつ
青柳正規(ICOM日本委員会委員長)
14:05 趣旨説明
栗原祐司(ICOM日本委員会副委員長)
14:15 ICOMプラハ大会の概要
マリサ リンネ(京都国立博物館主任専門職)
14:45 ICOM倫理規程の見直し
東自由里(立命館大学名誉教授)
15:15(休憩)
15:30 ICOM内部規則の見直し
邱 君妮(国立民族学博物館学術資源研究開発センター機関研究員)
15:50 ーダン武力紛争による博物館の被害状況と国際支援の必要性について
関広尚世(公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所 調査研究技師)
質疑応答
16:25 閉会あいさつ
半田昌之(ICOM日本委員会事務局長)