事業概要
普及啓発事業
- ・「博物館研究」の発刊(月刊):昭和3 年創刊。特集テーマ論文、投稿論文、調査研究成果、国内外の博物館の動き、新設博物館情報、博物館活動情報、博物館数及び入館者数の統計等を掲載している。
- ・全国博物館大会の開催:昭和28 年より、毎年開催。全国から参加者が集い、3日間にわたる講演、シンポジウム、パネルディスカッション等を通して博物館に関する諸問題について研究協議を行っている。
- ・全国博物館館長会議の開催:昭和52年より、主として館長等の博物館の運営・活動の責任者を対象に毎年開催。平成5年度より文部科学省との共催となり、行政報告のほか、時宜に適したテーマについて研究協議を行っている。
助成・援助事業
- ・博物館整備活動:一般財団法人日本宝くじ協会からの助成をもとに、博物館利用者の快適な環境づくりのため、車いす等を博物館に寄贈している。
- ・博物館総合保険:会員の博物館を対象に、博物館利用者がより安心して博物館を訪れることができるよう、博物館総合保険の加入の事業を行っている。
資質向上事業
- ・研究協議会の開催:主に博物館職員や博物館運営に関わる者を対象とし、全国3会場において博物館活動に関する諸問題の討議、最新動向の情報交換を目的として実施している。
- ・顕彰事業の実施:我が国の博物館学及び博物館振興の先駆者である故棚橋源太郎氏の功績を記念して、月刊誌「博物館研究」掲載の優秀論文の著者に対し、毎年「棚橋賞」を授与している。また、博物館活動に功績のあった功労者や、博物館における永年勤続者、博物館への寄付・寄贈者に対する顕彰を行っている。
調査研究及び情報の収集・提供事業
- ・博物館活動の推進及び管理運営の改善に資するため、時宜に適した問題について調査研究委員会を組織し、国内外の調査研究を行っている。
*主なテーマ:平成23 年度「学校の博物館利用の在り方」、平成21・22 年度「博物館倫理規程」、平成20 年度「博物館総合調査」、「博物館評価制度等の構築」、「アジア・太平洋地域の博物館連携」 - ・博物館関係出版物の発行:「全国博物館園職員録」、「博物館関係法令集」等、博物館活動の推進に資する書籍や報告書を発行、販売している。
国際交流事業
ICOM(国際博物館会議)日本委員会事務局として、博物館の国際交流を図っている。
また、ICOM が提唱する「国際博物館の日」(5 月18 日)について実行委員会を組織し、各博物館における記念事業の実施を推進し、より多くの人々に博物館に親しんでもらうとともに、博物館の普及に取り組んでいる。
渉外活動
博物館振興の観点から、財政措置、税制改正、法律改正、行政施策、寄付募集等に関し、行政機関・立法機関・関係団体・企業等との情報交換及び、支援要請等の渉外活動を随時行っている。